2021.11.05 [イベントレポート]
劇場アニメ『グッバイ、ドン・グリーズ!』22年2月18日公開 花江夏樹オススメの公開日の覚え方は「花澤さんの…」

 
第34回東京国際映画祭の「ジャパニーズ・アニメーション」部門で11月5日、オリジナル劇場アニメ『グッバイ、ドン・グリーズ!』がワールドプレミア上映され、キャストの花江夏樹、梶裕貴、村瀬歩、花澤香菜、いしづかあつこ監督が角川シネマ有楽町で舞台挨拶に立った。
 
この日は、本作の公開日が2022年2月18日に決定したことが発表された。花江が「覚え方なんですけれども、花澤さんの誕生日の一週間前」とおどけると、花澤が「覚えられるか!」とツッコミ。他の登壇陣も、「おめでとう!」(いしづか監督&村瀬)、「早いよ!」(梶)と声をあげて盛り上げた。
 
本作は、2018年放送のテレビアニメ「宇宙(そら)よりも遠い場所」を手がけたマッドハウス(アニメーション制作)、いしづか(監督)、吉松孝博(キャラクターデザイン)によるオリジナル長編作品。東京から少し離れた田舎町に暮らす3人の少年、ロウマ(CV:花江)、トト(梶)、ドロップ(村瀬)の人生を変えるひと夏の冒険が描かれる。
 
ワールドプレミアを迎えた心境を問われたいしづか監督は、「昨日の夜から珍しく緊張して寝つけなくて、今ちょっと震えてるんですけど」と吐露する。梶が「この間の(本映画祭オープニングイベントの)レッドカーペットはすごく素敵にウォーキングされていたんですけども」と明かすと、いしづか監督は「全然違います。だってレッドカーペットは皆さん、梶さんを見にきているんですよ!(笑)」。キャスト陣から笑いが上がるなか、花江も「そんなことない! いや、そんなことあるかもしれないけど(笑)」と乗っかり、「僕もいつかレッドカーペットを歩いてみたい。今から歩く準備をしています」とサービストークを繰り広げた。
 
イベントは、本部門のプログラミング・アドバイザーを務めるアニメ評論家・藤津亮太氏が司会を担当していたが、トークコーナーではキャストが交代でMCを務める展開に。「テンポを重視した会話のシーンが多いので、そこを意識して演じました。どうですか、梶さん」(花江)、「リズムが良くコミカルなシーンがあるからこそ、静かでシリアスなシーンが心に刺さってくると思ったので、そこは演じるうえでも意識しましたね。どうですか、村瀬さん」(梶)と続き、質問をふられた村瀬は「どうもありがとうございます。村瀬です……みんなMCなの? MC交代制だっけ?(笑)」と我慢できずに指摘。そんな村瀬も、結局最後は「どうですか、花澤さん」とMCに転じて笑いを誘っていた。

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