2021.11.04 [イベントレポート]
『仮面ライダーW』続編のアニメ「風都探偵」に東映・塚田氏「面白いもの上がっている」
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東映の塚田英明プロデューサー

第34回東京国際映画祭のジャパニーズ・アニメーション部門で11月4日、『仮面ライダーW FOREVER A to Z 運命のガイアメモリ』がTOHOシネマズシャンテで上映され、東映の塚田英明プロデューサーがトークショーを行った。

「仮面ライダーW」は平成ライダーの第11作で、09年9月に放送がスタート。桐山漣と菅田将暉の2人が1人のライダーに変身するシリーズ初の試みが話題となった。塚田氏は、「前作のディケイドで平成ライダーすべてにチェンジし、それまでの10年を総括した。9月スタートと放送時期の転換期でもあったので、僕が初めてチーププロデューサーとなった作品でもあり、原点回帰と新しいことを半分ずつやりたかった」と企画意図を説明した。

テレビシリーズでは桐山演じる翔太郎が、俳優デビュー作だった菅田のフィリップをリードする形が主流だったが、翌10年8月公開の映画は「ずっとやってきたことの集大成」と位置づけ、菅田を軸にしたストーリーに。「菅田くんも今は大スターですけれど、当時は史上最年少ライダー。「脚本、読んだ?」と聞いたら「読みました。頑張ります」と答えたのが印象に残っています」と振り返った。

続編となる漫画「風都探偵」が「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中で、ライダーとしての初のアニメの制作も進行している。来年夏から配信予定だが、「どこまで話していいのか確認したが、言いづらい。でも、面白いものが上がってきているので楽しみにしていてください。皆さんにとって、また新しい出合いや発見があったらいいかな」と期待を持たせた。

第34回東京国際映画祭は、11月8日まで開催される。
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