2021.10.31 [イベントレポート]
「どのような状況にあろうともそれによって映画作りが左右されることはありません。」10/31(日) TIFFトークサロン『復讐』ブリランテ・メンドーサ監督

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©2021 TIFF

 
10/31(日)、コンペティション部門『復讐』ブリランテ・メンドーサ監督と、オンラインで接続、Q&Aを行う企画“TIFFトークサロン”が行われました。監督が“TIFFトークサロン”参加者からの質問に答え、監督のいるフィリピンとのQ&Aとなりました。
⇒作品詳細
 
登壇ゲスト:ブリランテ・メンドーサ監督
モデレーター:石坂健治シニア・プログラマー
 
今回の“TIFFトークサロン”は、第34回東京国際映画祭にて第1回目。新作の撮影現場であるフィリピン・ルソン島に滞在中のメンドーサ監督と、東京のスタジオをオンラインで繋いだ生中継となりました。
 
フィリピンを代表する、ブリランテ・メンドーサ監督の最新作『復讐』は、スラム街の犯罪組織の中でもがく男を描いた作品です。
 
監督は作品制作について、取り扱うテーマは政治だけでなく社会問題についてであり、観客へのプロパガンダの目的ではなくその問題について知ってほしいという思いで作っていると答えました。
 
ちなみに、本作に登場する害虫やドブネズミの駆除のシーンは、実際にフィリピンで行われている駆除のシーンであり、ドブネズミは用意した白いネズミにスプレーをかけて撮影したものとのこと。
作品へのこだわりとしては、自分がどのように観客に見せたいかを考えてムードを作ることが重要であり、またそれが最も難しいと考えているそうです。
 
映画がこれから観客によってどのように観られていくべきかという質問に対しては、「オンライン上でも映画を観ることができるようになったことはビジネス的にもよいことであり、また映画を作るものとして世界中の人に観てもらえるのは嬉しいことであります。コロナの流行がありましたが、クリエイティブな活動を好むものとしてどのような状況にあろうともそれによって映画作りが左右されることはありません。」と熱く語られました。
 
その他、演出のこだわりについて等、多くをお話しいただいた充実のTIFFトークサロン。
ぜひ、動画でもお楽しみください!
⇒ブリランテ・メンドーサ監督登壇のTIFF トークサロンはコチラ
 
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