2021.09.24 [更新/お知らせ]
コンペティション部門 審査委員長 イザベル・ユペールに決定!!

審査委員長 イザベル・ユペール

10月30日(土)~11月8日(月)開催の第34回東京国際映画祭で、映画祭の顔となるコンペティション部門の審査委員長を、世界的に活躍するフランスの女優、イザベル・ユペールが務めることが決定いたしました! 一昨年のチャン・ツィイーに続き、女性の審査員長となります。その他の審査員(全5名予定)に関しましては、後日別途お知らせいたします。世界中から集められた珠玉のコンペ作品(全15作品)を世界の目で審査して頂きます。
 


 
コメント
イザベル・ユペール:
第34回東京国際映画祭のコンペティション国際審査委員の委員長に選ばれたことを光栄に思います。東京国際映画祭は世界で最も重要な映画祭の一つであると、私は大いに尊敬してきました。素晴らしい文化と堂々たる映画史を誇る国、日本に再び迎え入れてもらえる喜びを感じています。
これまで世界各地の映画祭で審査委員長を務めてきましたが、様々なバックグラウンドを持ちながら映画への愛でつながった才能ある仲間たちと自分の視点を共有する経験はいつも刺激的です。今回の映画祭の成功をお祈りするとともに、他の審査員の皆さんと一緒に劇場で今年の入選作を拝見することを楽しみにしています。本当に何と幸運なことでしょう。
 
 
東京国際映画祭チェアマン 安藤裕康:
イザベル・ユペールさんは、知性と見識を備えたフランスの大女優であるばかりか、広く国際的な活躍により、今や世界を代表する映画人です。しかも大の日本ファンでもあります。
コロナ禍にも拘らず審査委員長として来日して頂けることになり、私たちの映画祭に大きな花を咲かせてくださるでしょう。
 


 
イザベル・ユペール プロフィール
多数の賞に輝く舞台・映画女優。『レースを編む女』(77/クロード・ゴレッタ監督)で英国アカデミー賞新人賞。『主婦マリーがしたこと』(88/クロード・シャブロル監督)、『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』(95/クロード・シャブロル監督)でヴェネチア映画祭女優賞。『ガブリエル』(05/パトリス・シェロー監督)を含む全キャリアで、ヴェネチア映画祭特別獅子賞(生涯功労賞)。『ヴィオレット・ノジェール』(78/クロード・シャブロル監督)、『ピアニスト』(01/ミヒャエル・ハネケ監督)でカンヌ映画祭女優賞。
『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』(95/クロード・シャブロル監督)、『エル ELLE』(16/ポール・バーホーベン監督)でセザール賞。同じく『エル ELLE』でゴッサム・インディペンデント映画賞、ゴールデングローブ賞、インディペンデント・スピリット賞のほか、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
舞台賞では、その功績を称えられモリエール賞およびローマの「XVI Prix Europepour le Théâtre」を受賞。モーリス・ピアラ、ジャン=リュック・ゴダール、マウロ・ボロニーニ、マルコ・フェレーリ、マイケル・チミノ、アンジェイ・ワイダ、ジャック・ドワイヨン、タヴィアーニ兄弟、カーティス・ハンソン、ハル・ハートリー、リティ・パン、デヴィッド・O・ラッセル、ブリランテ・メンドーサ、ホン・サンス、マルコ・ベロッキオなど、多数の監督の作品に出演している。
舞台出演作には、ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージックで上演された「4.48Psychosis」、「Quartet」(ボブ・ウィルソン演出)、「Phaedra(s)」(クリストフ・ワルリコフスキ演出)。オデオン劇場で上演され、欧州ほかの都市も巡業した「メデア」、「ヘッダ・ガーブレル」、「A Streetcar」(クリストフ・ワルリコフスキ演出)。シドニー・シアター・カンパニー、ニューヨーク・シティ・センターでのリンカーン・センター・フェスティバルで上演された「女中たち」(ベネディクト・アンドリューズ演出、ケイト・ブランシェット共演)。ロンドンの国立劇場で上演された「メアリー・ステュアート」。そのほか「偽りの告白」、「オーランドー」(ロバート・ウィルソン演出)、「Mary Said What She Said」(ロバート・ウィルソン演出)、「ガラスの動物園」(イヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出)、「桜の園」(ティアゴ・ロドリゲス演出)がある。
また、レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ章、メリット勲章オフィシエ章、芸術文化勲章コマンドゥール章を受章。第62回カンヌ映画祭では審査委員長を務めた。

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